● AG-DVX100デモ機 ガンマ比較

*製品版では味付けが変わっています。

マトリクス ノーマル マトリクス シネライク
ノーマル ガンマ

グレースケール輝度
A M B W-B
91% 40% 11% 09% 82%

HI ガンマ

グレースケール輝度
A M B W-B
92% 43% 13% 10% 82%

 暗部の輝度が伸長されている。
 ラチシュードの幅はノーマルと同じ。

LO ガンマ

グレースケール輝度
A M B W-B
91% 38% 11% 09% 82%

 明部の輝度が伸長されている。
 ラチシュードの幅はノーマルと同じ。

シネライク ガンマ

グレースケール
輝度
A M B W-B
86% 38% 14% 12% 74%

 ラチシュードの幅が広いため、ノーマルで82%のスケールが、74%に収まっている。






広角端 望遠端 望遠端×2倍拡大図
DVX100

 撮影時の設定が違うので、画質はあくまでも参考程度に。
 ちなみにこの画像はシネライクモードで色温度を2段ほど下げている。確かディティール量も3段ほど下げてある。

 ワイコン無しでこの広角は魅力である。

PD150

 元が12倍ズームあるだけ、ズームの幅は大きい。その分、望遠にも強い。
 広角端はご存じの通り、不足すぎる。ワイコンは必携。常時付けっぱなしで使ってる人も多い。

PD150
 +ワイドコンバーター


 DVX100の広角端とほぼ同等。僅かにこちらの方が広め。
 ただし、この縮小画像でも分かるくらい解像度が落ちてしまう。
 右端の拡大画面で分かる通り、周辺には色収差まで出ている。

DVX100






 DVX100、ノーマルガンマ、60iでの撮影。

 輪郭に発生しているジャギーは手ブレがインターレースで分解されたために発生した櫛形ノイズで、現行のインターレース方式のビデオすべてで発生する現象。
 実際にテレビでの動画再生時には現れない。
 むしろ、DVX100の解像感は高く、シャープな画像である。


 DVX100デモ機、シネライクガンマ、シネライクマトリクス、24pモードでの撮影。

 プログレッシブモードは静止画で見ても櫛形ノイズが出ない。
 そのため、画像の拡大縮小回転などのデジタルエフェクトを行っても櫛形ノイズが表面化しない。

 デモ機のシネライクモードは、シネライクガンマの緩やかなコントラストと、シネライクマトリックスで更にサチュレーションを低く設定する事で、ビデオ特有のどぎつさを軽減している。
 ややフィルム的な質感である。
 逆に、完成した製品版のシネマトリックスでは、シネライクガンマでコントラストが緩やかになった事で下がった彩度を補正する方向で、彩度を上げるような味付けになっている。
 つまり、シネライクガンマを使う時は、シネライクマトリクスを併用する事で一端彩度をニュートラルにした上で、シーンファイルの書き換えで作風に合わせて好みの彩度に調整するのである。

 左上の花の種の暗部が、シネライクガンマではディティールがしっかり描写されている点にも注目。
 ノーマルより画像が明るいわけでもないし、黒が浮いているわけでもない。
 ラチシュードが広いのである。

 ノーマル60iとシネライク24pを交互に切り替えながら撮影したテープを再生してみると、ノーマルでは現実をリアルに再現する生々しさがあるのだが、シネライクに切り替えたとたん同じ風景であるに関わらず、違う世界の出来事のように感じる。
 虚構を描くドラマ制作時に強い味方になるだろう。

 質感の表現が抑えられるため、衣装やメイク、美術などの被写体の余計なアラも目立ちにくくなる。
 これは作品の製作予算に密接に関係するため、ドラマ制作者にとって重要なファクターである。
 その昔、ハイビジョンが現れた当初、その解像度と質感表現がムダに高いため、画面に映る全てのクオリティーを劇場映画クラスに上げる必要があると、テレビドラマ制作者からは予算面で問題視されていた。
 現行のSDTVビデオでも、美術セットが如何にもセットという風に映ったり、特殊メイクやミニチュアなどの特殊美術があからさまにツクリモノ臭く映ったり、時代劇の鬘の縁が目立ったり、CGエフェクトが浮いたりと、同様の問題を抱えている。
 ビデオの過度な質感の表現力がかえって作品クオリティーを下げるのである。
 また、オリジナルVシネマ作品では、ビデオ画質というだけで売れ行きが下がるという厳しい現実もある。
 ビデオ画質は安く撮っていると見られがちで、レンタルビデオ店への出荷が不利なのである。
 特に米国では嗜好として、ドラマ作品ではフィルム画質が好まれる傾向が強いそうである。
 画質を落とさずに質感を抑えるシネライクガンマとプログレッシブモードは表現と予算、そして販売面においてドラマ制作に役立つであろう。
 ミュージックビデオクリップなどのイメージビデオにも威力を発揮するにな違いない。
 特に低予算Vシネマには強力な武器になるだろう。

 もちろん、アイドルビデオやアダルトビデオ、ドキュメンタリーやニュース映像などリアリティーを切り取る撮影では現実感の強いノーマル60iが適しているのは言うまでもない。
 感度が高いので、夜の街でも地明かりだけのノーライトで撮影できる。

 また、現在Panasonicでは、24p撮影された素材からフィルムにキネコするためのカラールックアップテーブルを開発中だそうである。
 近年流行の兆しのあるEシネマだが、現行のDVで撮影された作品はキネコすると、ブラーが強すぎたり動きが不自然だったり、さもなければジャギーがひどくなってしまう。
 24pで撮影できるDVX100では、それらの問題とは無縁であろう。


 新宿歌舞伎町コマ劇場前。
 深夜12時を過ぎ映画館の明かりも消えた後。
 ノーマル60iにて。
 ゲインは0dbのままでもアイリスオープンでこれくらい撮れる。


 新宿歌舞伎町コマ劇場近くのゲームセンター前。
 ノーマル60iにて、ゲインは0db。
 アイリスオープンでは明るすぎた。


 同・新宿歌舞伎町コマ劇場近くのゲームセンター前。
 ノーマル60iにて、ゲインは0db。
 アイリスはF4.0でこのくらい。




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