愛知M6A1晴嵐
タミヤ1:48 製作(1998)/ 橋本 輝憲



『下駄履きの大和撫子』
    
(紹介文:宮本 拓)

  1:48航空機モデラー、橋本氏の本領発揮(^^) そのアイテム選択でファンを驚かせたタミヤ「晴嵐」の登場です。
  このモデル、基本は男らしいストレイト組み! なのですが、塗装に面白いアレンジが施されています。タミヤのデカール指定が全面オレンジの「コA15」だったので、実戦対応を想定して、上面を海軍の暗い緑色で塗装してあります。オレンジ色の機体は、零戦のトレーナーがあったとか、最近では「いや、オレンジに塗られた機体は無かった」といったいろいろな説があるとのことですが、そういったことをキチンと咀嚼したうえで、自分なりのアレンジを加えて個性的な塗装を楽しんでいます。ただの「ウソ」ではなくて、非常に丁寧な仕上げでリアリティーを高め、重量感のあるモデルに仕上がっています。グリーンと派手なオレンジの対比も面白く、架空戦記的な独特の魅力がありますね(^^) 特に上面は濃淡のある緑で退色が細かく表現されており、ご本人曰く「やりかた忘れちゃった。二度とデキマセン^^;もういっぺん試行錯誤です」とのことですが、スッキリとした味付けのタミヤのキットも、このような塗装を施せば非常に立体感、存在感が出て、逆にこれはキットの素性の良さを雄弁に物語ることにもなっていると思います。


  ベースは木製デコパージュに見えますが、実は「奥様手芸コーナー」に売っているプラ製の黒い台で、塗装でウッド調にしたそうです。コンクリート部分はプラ板。台車等はキットのもので、こうしてみると非常にスケール感があっていい出来ですネ。


  ――考証を目的として、様々な資料を調べていくうちにイメージが広がって「もしもこんな塗装の機体があったら……」とプランを練り、立体で再現してみる……。プラモデルならではの楽しさ、モデラーだけの特権です(^^)。