

『モデル系美人よりも、ファニーフェス』
第二次大戦突入直前、37ミリという当時の対戦車砲に匹敵する大口径機関砲と多数の50口径機関銃を搭載、スーパーチャージャーを装備するなど幾多の新機軸を盛り込んだ高々度制空重戦闘機として開発されたにもかかわらず、陸軍航空隊の先見の明の無い要請によって低空戦闘機に改修され、実戦では小回りの利く零戦に追っかけまわされて散々な目にあった悲劇の機体。しかし、前脚3点支持やミッドシップエンジンからくる独特のフォルム等、現在のジェット戦闘機を思わせる風変わりなシルエットを私はひどく気に入っている。
元来,才色兼備というか、アタマがよくてドえらい美人よりはファニーフェイスで性格の面白い女の子がイイという好みが、このへんに出てしまう。エアラコブラも、スマートなわりには空戦では見かけ倒しだったらしいが、逆に対地攻撃に猛威を振るったり、B級の性能のわりには堅牢さを買われて1944年くらいまで飛んでるあたりが面白い。スケベエな男の女性に対する基本コンセプトは、「あんな子が、こんなコトまで」なのである。……こんくらいにしとこ。


今は手にすることもなくなったが、昔は時折思い出したように小っこいナナニイの飛行機を作っていた。エレールのエアラコブラは、パンチの効いた凸モールドと作りやすそうなのが気に入って購入した。私はこのキットで、生まれて初めてエデュアルドのエッチングパーツというのを使った。で、ヤになった。幅が3ミリもない翼の間に脚収納庫の隔壁をはめ込むとか、爪の間に入りそうなコクピットのパーツを立体的に組み立てるなどという時計職人的な作業がズボラな私に出来るワケがない。しかしせっかく買ったんだからと半ば意地になって全部組み込んだが、完成してみると、ほとんど見えない。うららっ♪
元来私は、航空機と車両を組み合わせたディオラマというのが何よりも好物で、いろいろ作ってみたいとは思っているのだけれど、好みの1:32くらいでコレをやると、まず置き場が無い。で、いつかはヤリタイという願望を込めての習作ヴィネットがこれである。離陸寸前のエンジントラブルに憮然として座り込むパイロットと冷や汗ダラダラの整備主任の図。共演しているダッジ・スリークォータートラックはエッシー1:72を使いたころだが、この当時からして絶版で入手困難なためアッサリあきらめてロコHO(1:87)でトボケている。フィギュアはエアフィックスあたりから気に入ったのをチョイスした。こんなの、1:32だったら迫力あるんだろうけどなぁ。
