
『トラ、トラ、トラやっ!(注:関西弁)』(紹介文:宮本 拓)
別項で橋本氏の製作した映画『空軍大戦略』仕様のスピットファイアをご紹介しましたが、今回はその敵役、メッサーシュミットと、映画『トラ!トラ!トラ!』に登場した劇用零戦の登場です。
製作は航空機模型専門ホビーショップ「チャイナクリッパー」のオーナーでもあるベテランモデラー、太田サンです。

―― 太田氏のコメントです。
「キットはエレールの1:72のノースアメリカンT−6テキサンです。今ではアカデミーの1:72が出ているのであまり存在価値がなくなっていると考える方もいますが、いいキットです。
制作にあたっては、実機と同じような経過をたどって改造した……ってのがポイントでしょうか。
最初はキット・オリジナルのとおりフランス空軍機仕様のまんまで製作し、その後に航空自衛隊供与機の仕様に改造し、最後にこのゼロ戦になったというわけで、映画『トラ!トラ!トラ!』で使われた機体とほぼ同様の道程をたどった改造になったんです。
いわば“改・改造”ですネ(^^;)
写真を頼りに製作したので、機体各部の改造箇所の細かいサイズは目分量です。
映画撮影時に実際に使用された、複座カメラプレーンとして仕上げてみました。

〜『空軍大戦略』仕様・メッサーシュミット〜
劇中登場したメッサーシュミットは、もともとスペイン空軍が戦後も使用していた機体で、この作品のために映画会社が買い取って撮影に使用したというのは有名なお話です。エンジンがオリジナルの機体が装備していたダイムラーからイスパノスィーザーに換装されているのが特徴です。
劇中、現存しているスピットファイアやハリケーンと文字通り壮絶な空中戦を展開、ヘタすりゃSF映画に登場する宇宙戦闘機よりもエキサイティングなエアロ・ダンスを披露していました。

――再び、太田氏のコメントです。
「“大戦略メッサー”はどこかの1:72なんです。忘れちゃいました。
たしか、ポーランドかチェコ製のキットでした。
オリジナルはイスラエル、チェコ空軍の仕様機になっていました。キットの塗装はたぶんガーラント搭乗機のマーキングだったと思います。
……これもかなり古い作品です。当時、テキサン零戦も作ったことだし、まあやってみるかって気持ちの製作でした(^^;)」
☆写真提供も太田サンです。一部、背景を合成したりして遊ばせていただきました(^^;)
テキサン・ゼロとイスパノ・メッサーの夢の共演をお楽しみください。
