
VAP製作のオリジナルムービー『ヴィジュアル・バンディッツ』第1話「時の墓標」で使用。
自衛隊の出動シーンで使えるアイテムが何かないかなーとオモチャ屋をアサっていて見つけたもの。タイヨー製ラジコントイ。スケール表示はなく、1:25にしてはちょっと大きいと思う。74式をベースにドイツのレオパルドあたりを意識したアレンジが施されたタイヨーのオリジナルタンクと考えたほうがよさそう。東京マルイの精密ラジコン90式戦車が人気商品となったためか、この後には「冬季迷彩仕様」も発売されたようだ。
――買ってきたまんまでは撮影用モデルで細部までは見えないとは言え、流石にうーむという感じの仕上がりだったので、模型誌の記事を参考に「74式改」っぽく改修。車体ではサンドシールドをプラ板で自作。ヘッドライトに電飾を仕込み、ライトガード周りをそれらしく作り込んだ。
砲塔では、主砲のサーマルジャケット、後部カーゴラック追加。ノクトビジョンのディテールアップ等。
他の“VB”自衛隊車両はすべてピアノ線による操演を前提として作られているので、この74式は唯一自走ギミックの内蔵されたミニチュアとなった。とは言え、中身は市販のトイ・ラジコンそのまんまなんだケド(^^;)
高級なRC組み立てキットの戦車モデルと違いサスペンションはまったく利かないので、当初はマトモに使えるだろうかと心配したが、実際のところ走行性能はなかなかのもので、田畑や道路をこしらえたミニチュアセット上をエッチラオッチラ走ってくれた。
ただ、砲塔旋回が「右旋回」しかできないのが痛いっちゃあイタイ。
撮影終了後は、スタッフがよってたかってミニチュアセットの上を走らせて遊んでいた。
精巧な民家や倉庫が建ち並び、地表には道路や田畑が再現された3畳ほどのセット上で自在にラジコン戦車を走らせるなんてゼイタクな遊びは、お金を出したってそうそうできるもんじゃないので、ラジコンのコントローラーを手にしたスタッフは放っておけば徹夜で遊んでるんじゃないかというイキオイで、思いっきり童心に帰って目をキラキラさせていたのが何とも微笑ましかった。
サスペンションは利かなくてもなかなか楽しい走りっぷりを見せてくれて、改めて最近のトイラジコンの質の高さを認識した一品だった。
写真 Copyright VAP
