陸上自衛隊3式装甲特殊作業車
1:25自作モデル
オリジナルムービー『ヴィジュアル・バンディッツ』で使用
製作:宮本 拓/運搬車製作:高橋信仁



  VAP製作のオリジナルムービー『ヴィジュアル・バンディッツ』第1話「時の墓標」で使用。

  謎の薬物により、世代を重ねるごとに巨大化、猛威を振るう生物を捕獲すべく、陸上自衛隊が準備した特殊車両。劇中の指揮官のセリフ曰く「大きな動物の捕獲用具などという気の利いたものは、ウチの装備表にはない。そこで……」装甲作業車を利用する、と。設定としては最前線での破損車両の乗員救助、車両改修、地雷原処理等の特殊任務を担当する装甲作業車で、劇中では地雷原処理用ロケット発射機から海上自衛隊が装備している対潜防御ネットを射出して生物をからめとる。抵抗が激しい場合はネットに対空レーダーシステム用大型ジェネレイターを接続しておき、感電させる作戦だった。



  ――イメージとしてはクローラ式のM26ドラゴンワゴンといったもので、それに陸自の新鋭装備の自走迫撃砲やストームタイガーのエッセンスを盛り込んだ。
  ベースとなったのはタミヤ1:25センチュリオン。足回りはそのまま利用して、印象を変えるためにサンドシールドを装着。上部構造物はプラ板と木材でベースを作り、センチュリオンの内部構造パーツその他を利用してデコレート。
  ギミックはヘッドライトの電飾と、ランチャー部可動のみ。動力は一切載せておらず、すべての動きをピアノ線による操演で表現した。撮影用なのでよくよく見るとアラが目立ち、ツジツマの合わぬところも多いのだが、スピード勝負だったので正味4日でこしらえた。
  撮影現場では、巨大なイタチの化け物をとっつかまえる道具ということで「イタチホイホイ」と呼ばれていた。


  こういう特殊車両なので、現場まではゼヒ、タンク・トランスポーターで運びたい。
  で、運搬車を作ることになったのだがモハヤ自分で作ってる時間的余裕もなく、後輩のプロモデラー、高橋君にお願いした。ミツワ1:24トランスポーターのキットと現存する陸自車両のスチルを山ほど渡して待つことしばし。カッチョイイのが出来上がりました。高橋君は渡した資料に加えて、タミヤのドラゴンワゴン等も参考にアレンジしてくれて、ツラガマエなどいかにも陸自車両といった風情の車両を作ってくれた。こちらも各ライトの電飾以外はギミックなし。すべてピアノ線による操演で動かした。両車とも塗装は宮本。ぜひともやりたかったアレンジとして、劇中登場する陸自車両はすべて「災害派遣」のプレートを掲げている。

  写真 Copyright VAP