90年代後半あたりからでしょうか、コンビニ等で買える「食玩」が大変な人気を呼ぶようになりました。
オマケ付きのお菓子というのはナカナカ嬉しいもので、昔はグリコのキャラメルなどに親しみましたが、近年のものは「豪華なミニチュアモデルにお菓子がオマケとして入っている」といった風情で、その高品位の出来映えに魅了されてコレクションに精を出して折られる方も多いようです。
食玩に関しては、以前「Essay&Column」コーナーで、こんな拙文を書いたことがありました。タイトルはそのまんま「食玩」です。
―― やはり、自分で作る「プラモデル」を愛している自分としては「できあい」のものをそのまま楽しむのはチョット抵抗があったのですが、最近、まったく別の遊び方を思いついて、時間のあるときなどに楽しんでます。
名付けて「ナンチャッテ特撮画像ゴッコ」です(笑)
モンスターを使った画像をつくって遊ぼうとしても、市販のプラモデルやガレージキットはともすれば高価で気楽に買えるものでもなく、またどれもわりと大きいので、撮影しようとしてもけっこう手間がかかります。
その点、食玩の場合は大きさがほとんど10〜15センチ程度で細部表現、塗装等も画像で遊ぶには充分なものが多く、私の場合はいちいちデジカメで撮るようなこともせず、スキャナーの上にポンと置いて取り込み、それを切り抜いて風景の画像等と組み合わせて楽しむ……つまり、イスに座ってパソコンに向かったままで、席を立つこともなくサクサクッと作業出来るので、本当に気楽に仕事の合間などに楽しんでいます。
そんなこんなで気まぐれにこしらえた画像がいくつかたまってきましたので、こちらでまとめてご紹介したいと思います。
※ 各怪獣、メカ等には、デザイナーや当該の映像・映画会社に権利があります。ここで紹介した画像はそれらのイメージを著しく損なったり、また営利目的に使用するものではありませんが、問題が生じた場合には早急に対処致します。


昭和29年版の「初代ゴジラ」と「キングコング対ゴジラ」の2態。
両方とも15センチたらずの食玩です。
このミニチュアモデル、フォルムは実に良いものの塗装がシンプルでした。
そこでモデルそのものに塗装するのではなく、取り込んだ画像のほうに加工して、目の周囲の赤いクマドリ、牙や爪の象牙色などをPhotoShopで塗り込んでみました。
ゴシラと言えばやはり銀座の服部時計店だろう! とばかりに……まずはお気楽に「キンゴジ」の背景に銀座の風景を置いてみましたが、やはりどうも不似合いで(^^;) 後になって「初代ゴジラ」で作り直してみました。
パース(遠近法)その他は気にせず、劇画タッチでこしらえています。
やはり本当は手前に「防衛隊」や「避難民」を合成してパノラミックな展開にしたいところですね。
それはいつかリベンジということで……。

「もしもしっ……防衛隊を町へ……町が危ないんだッ!」

「ここが防御線です!急いで鉄橋を渡ってくださーいッ!!」
いつか、1/72ソフビキットのモゲラを使って本格的な特撮画像を作ってみたいと思っていて、まずは小さな食玩で……と、テストでつくってみた画像です。

身長10センチあるかないかの食玩を使い、私の郷里、宮崎県延岡市の風景と合成しています。すぐそこまで迫る山の稜線と高圧線の鉄塔が雰囲気イイでしょ(笑)
ただし、手前の家並みと背景はまったく別の場所の写真ですから、このままの地形は存在しません。鉄橋も宮崎県内ではない、まったく別の場所のものを無理矢理はめ込んでいますので、やはり不自然ですね。

これは映画『地球防衛軍』の有名なメイキング写真ですが、こんな雰囲気を食玩などを使って気軽に自分で楽しむときも、やはり実際に鉄橋のミニチュア等を用意して、出来るだけ「ミニチュアセットを組んだ現場処理」を行った画像で勝負してみたいものです。
これはいつかリベンジするぞ〜!


これは食玩を使った画像ではなく、高校を卒業した頃に買った15センチ程度のソフトビニール玩具が実家から出てきたので、それを使ってイタズラしてみたものです。
ソフビ・モデルですから、ややズングリムックリに可愛らしくデザインされていたので、画像の上下を引き延ばして少しスレンダーにしてみました。

周囲の兵器は富士の総合火力演習で撮ってきたものや、普段からストックしておいた資料写真を加工して使っています。
対戦車ヘリ・コブラの発射しているミサイルは、実は「オネストジョン・ロケット」の実物の発射記録写真を加工したものだったりします(笑)
メカゴジラはその後もいろいろなバージョンが映画に登場していますが、この般若の面のような形相をした初代のものが、鉄板でつくったゴジラといった雰囲気がなんとも「一直線」な魅力があって僕はいちばん好きですネ(^^;)
